こんにちは。インストーラーの加藤です。
弊社ではプランニングから施工までワンストプで行っています。
ご相談から、打ち合わせ、取り付けまでインストーラーが担当しております!。
施工後のメンテナンスも担当インストーラーがお伺いしますので安心です。

さて、今回ご紹介するのは、新築マンションをリフォームする際にホームシアターを導入した物件です。
リフォーム業者様と打ち合わせをして、配管や補強下地などシアター設置に必要な工事をして頂きました。
新築戸建ての場合ですと、家が建つ前からハウスメーカー様と打ち合わせをしてインストールを進めていきます。

今回はお家を引き渡し後にインストールする形です。
引き渡し後の場合、配管を通すことが難しい場合もありますが
リフォーム業者様の協力のもと、問題なく配管や電源、補強を入れることが出来ました。

リビングルームはお客様が元々使用していた、120インチ電動スクリーンと、プロジェクター、フロント、センタースピーカーを設置しました。
新たにAVアンプと埋め込みスピーカー4個を新調し、5.1.2chのオーディオと進化しております。

 

 

専用室

続いては一部屋をシアター専用室にリフォームしました。
天井には埋め込みスピーカー6個、

フロント、センター、サラウンドスピーカーは置き型で従来の5.1chに天井スピーカー6個で5.1.6chの構成となります。

更にお客様がお持ちのアキュフェーズのパワーアンプを使いプリアウト接続でフロントのスピーカーを鳴らします。
AVアンプは多チャンネルアンプですので、1チャンネルあたりの性能は2ch専用のアンプより劣ります。
AVアンプにあるプリアウト機能を使い、パワーアンプやプリメインアンプで音質を強化することが出来ます。

KEFのフロントスピーカーは、当初の計画より本棚で部屋幅が狭くなってしまったので足を外して、オヤイデ電気のインシュレーターの上に設置しました。
無駄な振動もなく、音も良い感じに鳴っています。

スクリーンは最新のキクチのパネルスクリーンです。
ソルベティグラスという生地を使用しております。
この生地はホワイトマットアドバンス生地に高精細なビーズ粒子を吹き付けた仕様となっています。
落ち着いた色合いと、ビーズ生地の明るさの良いところを兼ね備えた生地です。
今までの映像はSDRという規格が多かったですが、最新の高画質は4KHDRとなっています。

HDRの映像は現実の世界と同じように明るいところは明るく、暗いところは暗く表現することができます。
夜景の映像や太陽の日の光のシーンなどでは顕著にSDRとの違いが分かります。
4Kテレビのyoutubeで4KHDRの映像を見て頂ければHDRの効果が分かりやすいですね。

プロジェクターでは4KHDRの表現はテレビに比べると劣ってしまいます。
映像を反射させて映しておりますので、液晶テレビのように明るく映すことが難しいです。
ソルベティグラス生地は明るい映像を映し出せますので、4KHDRに合います。
またルーメンが低いプロジェクターにも最適です。

プロジェクターはビクターのDLA-V5です。
ビクターのVシリーズは反射型液晶デバイスD-ILAを採用しております。
LCOSともいわれておりプロジェクターの中では高級機に採用されている形式です。
コントラスト、解像度がかなり優れており一度体験すると他のプロジェクターでは満足できなくなります。
本体が大きくコストもかかる点はありますが、専用室には入れてほしいのがVシリーズです。
1800ルーメンと決して明るいモデルではありませんが、ソルベティグラス生地の効果で明るくメリハリのある映像となりました。

こちらのお部屋の壁紙は白色でしたが、リフォームを機にグレーの色に変えております。
白色ですと光を反射してしまい部屋が明るくなってしまいます。
埋め込みスピーカーも元の色は白ですが、弊社で黒色に塗装しました。

プロジェクターのメリットは部屋を真っ暗にして見ても目が疲れない所です。
部屋が暗いと音楽にも集中しやすくなり、音と映像に引き込まれる感覚となります。

同じインチサイズでも明るい部屋でテレビの映像よりも、
真っ暗な部屋で見るプロジェクターの映像の方が大きく感じます。
テレビも最近では大型化していますが、映画はやっぱり部屋を暗くして見たいですね。



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